高齢者層が増えるに従って、“薬を飲みやすく”するための工夫がますます現場で求められている。昨今では「服薬補助ゼリー」の普及が進み、様々な製品が出ている一方で、どんなゼリーを使うのが良いのか訊かれて困った薬剤師もいるだろう。日本在宅薬学会理事の狭間紀代氏に、服薬補助ゼリーの患者さんへのすすめ方についてお話を伺った… 続きを読む
急速な高齢化の進展に伴い、がん治療をはじめ、さまざまな場面で経腸栄養剤の導入が進んでいる。また、「病院から在宅へ」の流れが加速する中、経腸栄養剤が処方されるケースが増加している。経腸栄養剤の中には複数の味やフレーバーを提供しているものもあり、医薬品でありながら、患者が医師や薬剤師と相談のもと、味を選ぶことが可能となっている… 続きを読む
心房細動の治療ガイドラインでは、脳梗塞発症リスクのある非弁膜症性心房細動患者に対して、抗凝固療法が推奨されている。心房細動が原因となる脳梗塞、すなわち心原性脳塞栓症は他の脳梗塞に比べ重症となることが多い。ところが、抗凝固薬の服薬アドヒアランスは大きな課題となっており、その向上のため受診行動の最後に患者に接する薬剤師に、医師が寄せる期待も大きい… 続きを読む
長い臨床試験を経て生まれた良い薬が、医療現場からなくなっていくことを防ぐ意味でも、薬剤承認の根拠となった臨床試験のデザインや結果を理解した上で、適応や投与量を決めることが重要と主張する木村先生。薬剤師としての立場から、新規経口抗凝固薬へ寄せる思いをうかがった… 続きを読む
近年、心房細動患者の脳卒中予防の領域において、新たに作用機序の異なる新規経口抗凝固薬が登場し、薬剤選択の幅が広がった。今回は東京女子医科大学病院 薬剤部 部長 木村利美先生に、薬剤師の視点から、抗凝固療法における薬剤師の役割、新規経口抗凝固薬の特徴、患者への服薬指導のポイントなどについて話をうかがった… 続きを読む