全国てんかんセンター協議会総会の講演の中から、シンポジウム2「てんかんセンターの現状と課題2」の概要を全4回に渡りお伝えする。今回は、東京都立神経病院脳神経外科の森野道晴氏と… 続きを読む
厚労省のデータによると、この10年で3倍以上と、急激に患者が増加している不眠・睡眠障害。しかし、患者の多くは治療に対し抵抗感を抱いており、受診率は上がっていない。そこで今回、患者も含めた一般の方を対象に、不眠症治療に関する大規模調査を行った… 続きを読む
自らの経験で感じたことだが、「最初からうまくいくはずがない」と思っておくことが必要かもしれない。どんなに準備をしても、実際に開業してみないとわからないことのほうが多い… 続きを読む
患者さん集めに最も効果があったのはインターネット。無料で「メールカウンセリング」を行っていたら、これが評判になったようだ。今では、電話で問い合わせてきた患者さんにも、メール窓口を案内するくらい、当院の主要受診フローとして確立している… 続きを読む
私は、患者さんのカラダに関わる情報は、全て知りたかった。そして自分の持てる技術と知識を総動員して治療に当たりたかった。人体、特に免疫機能は極めて複雑だ。西洋医学という「西からの光」だけでなく、「東からの光」、つまり東洋医学の力を借りれば、もっと広い範囲で患者さんを救えるはず… 続きを読む
一番の苦労は、開業当初は患者さんが少なかったこと。最初の半年間は本当に悩んだ。外来患者さんは1日10人いない状態だし、入院患者さんにいたってはほとんどゼロ。宣伝もあまりできなかったから、待つことしかできず、「大丈夫かな」「やっていけるんだろうか」と、不安で頭がいっぱいだった… 続きを読む
後で述べるが、私はこだわった診療ポリシーを持っている。こだわりは往々にして、症例数を減らし、収益を圧迫する。医院経営は事務長に一任しているが、彼の提示する数字はシビアだ。経営面だけを考えるなら、「今月は物品を購入するから、症例数が○件必要」「よし、それなら診る患者さんを増やして帳尻を合わせよう」といった調整もあり得るが、私の場合はそんな柔軟にはできない… 続きを読む
「もうメスを振るうことができない。」それが、地域の一開業医になることを決意した時に、一番辛かったことだ。私の場合、自ら進んで勤務医を辞めたわけではない。同じ耳鼻科医で、この医院を経営していた父が体調を崩したため、手伝うことにしたのがきっかけであった… 続きを読む
スタッフの意識改革は一朝一夕にはいかず、思っていた以上の労力が必要と痛感している。 後述するが、私は徹底した「患者ニーズ」追求志向であり、その結果として保険外診療にも積極的だ。つまり「ある程度お金を出しても、いい内容のサービスを受けたい」患者さんがターゲットであり、ライバルは近隣医院ではなく高級スパやサロンになる。だから、健康保険内での治療が常識となっている患者さんに対して、自費診療の魅力を伝えて、根底から意識を覆す必要がある。… 続きを読む
「この10年の病院経営は順調だったが、最近「患者さんの世代交代」に直面。過去のやり方が通用しない患者さんが出てきた。」先代が開設した医院を受け継いで10年間、患者は右肩上がりで増え続けてきた。1か月のレセプトは2300枚に及び、うち1型糖尿病患者が120人、2型が1850人(2009年4月実績)。糖尿病患者の数でいえば、群馬・栃木・埼玉県下の大学病院と同等以上の水準になっている。… 続きを読む