私は自治医科大学の卒業で、9年間の義務年限を出身地の青森で勤めました。「研究は自分には必要ない、違う世界のものだ」と思っていたのですが、貫和敏博先生(当時 東北大学加齢医学研究所腫瘍制御研究部門呼吸器腫瘍研究分野教授)の教室の皆さまとの出会いもあり、義務年限後は大学院で研究を行うことになりました。… 続きを読む
日本人の肺がんの8割以上を占める非小細胞肺がん(NSCLC)。そのうち約4割に受容体型チロシンキナーゼEGFR(上皮成長因子受容体)の活性型変異が認められる。この、EGFRに対する分子標的薬の登場により、肺がんの治療成績は飛躍的に向上した… 続きを読む