医師が抗てんかん薬の処方変更するのは発作や副作用など、なにかあった場合に限られるため、単剤処方できるようになったとはいえ、すぐさま臨床に反映され、患者がその恩恵を十分に享受できるとは限らないという… 続きを読む
抗てんかん薬は脳の異常放電を抑えるという強い作用を持つため、副作用があらわれることはやむを得ない。しかし、眠気やめまい、体重増加、うつ、計算能力や認知機能の低下、気分の落ち込みなど、日常生活に支障をきたす副作用を患者はとても嫌がるという… 続きを読む
てんかん患者の7~8割は「正しい診断と適切な薬物治療」によって発作の不安から解放される。こうした患者たちが副作用などを理由に服薬を拒否し、発作を再燃させてしまうことのないよう、薬剤選択や治療の進め方には細心の注意が必要だという… 続きを読む
2006年以降、日本でも使えるようになった新規抗てんかん薬。この新たな選択肢は、診療にどのような変化をもたらしたのか。さらに2014年8月末に初めてラモトリギンが単剤療法の追加承認を受けたことはどのような意味を持ち、てんかん医療にどう貢献していくのか。てんかん医療が目指すべきゴールについて、日本医科大学脳神経外科学教室講師、日本医科大学武蔵小杉病院脳神経外科講師・医長の太組一朗先生に聞いた。… 続きを読む
「医療機関を受診する花粉症患者の66%が、治療に何等かの不満を抱えている」 そうしたことが、今野昭義先生の調査で明らかになった。全国平均の有病率が26.5%と報告されている花粉症。その治療には、専門医だけでなく、多くのプライマリケア医も関わっている。しかしながら、患者の3人に2人が何らかの不満を抱えている、とされたこの報告は、専門医だけでなく、全ての医療者が花粉症の治療に対し、改めて正面から向き合わなければならない、といっても過言ではない… 続きを読む
医療関係者がすべきことは、診療をめぐる問題や課題を一つずつ解決していくこと、そして、地域ごとのてんかん診療ネットワークを構築することです… 続きを読む
意外に知られていないのですが、薬剤選択を間違うと、それぞれの発作型にとっては無効であるばかりか、かえって病態を悪化させてしまうこともあります。… 続きを読む
日本てんかん学会「成人てんかんにおける薬物治療ガイドライン」では、正しい診断のもと、適切な薬の処方が行われれば、7~8割の患者が発作の不安から解放される、としている。だがここを誤ると、医原性の『見せかけの難治てんかん』を生んでしまうこともある。てんかん治療における治療目標について静岡てんかん・神経医療センター 統括診療部長 久保田英幹先生に聞いた… 続きを読む