いま、免疫チェックポイント阻害薬(ICI)の効果予測にもとづく、がん免疫療法のさらなる個別化が期待されています。そのためには腫瘍局所の免疫状態について理解を深めていく必要がありますが、研究に十分な質・量のヒト検体を集めることは一般に簡単ではありません。… 続きを読む
これは呼吸器外科医のみならず全ての医師に関わってくることですが、2024年4月から始まる「医師の働き方改革」1というトップダウンの大改革を抜きにして現状は語れません。… 続きを読む
私は自治医科大学の卒業で、9年間の義務年限を出身地の青森で勤めました。「研究は自分には必要ない、違う世界のものだ」と思っていたのですが、貫和敏博先生(当時 東北大学加齢医学研究所腫瘍制御研究部門呼吸器腫瘍研究分野教授)の教室の皆さまとの出会いもあり、義務年限後は大学院で研究を行うことになりました。… 続きを読む
近年はチーム医療の進展による役割分担が進み、昔と比べれば医師の業務負担はずいぶんと軽減されました。それでも医療の高度化や患者ニーズの多様化により、依然として業務に忙殺されている医師が多く存在します。… 続きを読む
本日はPULMOMICS誌のテーマである個別化医療について、外科医の視点からお話しをしたいと思います。世界的に見ても、肺がんの外科治療は個別化が加速していると言えるでしょう。… 続きを読む
本邦ではがん患者数の増加が続く一方、一部の診療科や地域ではがん治療医不足が懸念される状況となっています。また、薬物療法や個別化医療などの急速な進歩により、医師に求められる知識は年々高度化しています。本対談ではこのような状況下におけるがん治療医育成の現状と課題、現場での実際の取組みなどについてお話しいただきました。… 続きを読む
2019年に遺伝子パネル検査が保険適用となり、個別化医療時代への扉が開きました。一方で、患者さん一人ひとりがその恩恵を享受できる「真の個別化医療」の実現には、まだ多くの課題があります。本対談ではPULMOMICS誌の創刊記念として、日本における個別化医療のこれまでとこれからについて、大津先生と議論していきます。… 続きを読む