EGFR遺伝子陽性の切除不能な非小細胞肺がん患者を対象に、第二世代のEGFRチロシンキナーゼ阻害薬(EGFR-TKI)「アファチニブ」と第一世代の「ゲフィチニブ」の効果を評価した無作為非盲検第IIb相試験「LUX-Lung7(LL7)」。その結果はEGFR-TKI初の直接比較として、各方面から注目を集めている。
日々、患者と向き合う医療従事者は、この結果をどう読み解くのか。本特集では現役臨床医をはじめとする肺がん治療のスペシャリストたちが、それぞれの立場から考察したLL7の結果に基づく非小細胞肺がん治療の在り方を全4回でお届けする。