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整形外科の半数近くは鎮痛剤の副作用リスクの説明を十分にしていない可能性
鎮痛剤の副作用リスクについて、整形外科医から説明が「あった」と回答した患者が55.3%である一方、内科系医師から説明が「あった」と回答したのは67.1%に上った。 痛み治療以外の疾患別では、「潰瘍性大腸炎」「胃、十二指腸潰瘍」「高血圧」の患者で差異が大きく見られた。
患者側も科目ごとに提供する情報を変えている?
同様に、患者側の病歴・薬歴の情報提供についても調査した。
これらの結果について、筑波大学附属病院 光学医療診療部長の溝上裕士先生は、「NSAIDsの一種であるアスピリンが、「抗血小板薬」として循環器科、神経内科、脳外科などから処方されているケースが多く見受けられる。問診で潰瘍の既往歴の有無などもしっかりとヒアリングし、整形外科など他科から“痛み止め”として処方されているNSAIDsの情報も大切。また、患者は“内科的疾患は痛みなどの疾患と関連性が薄い”と自己判断し、他科での受診情報を伝えていない可能性があり、NSAIDs潰瘍などの例を伝えるなどして、問診で引き出すことが重要だ」とコメントしている。
溝上裕士(みぞかみ・ゆうじ)先生(筑波大学附属病院光学医療診療部長、病院教授)
1981年東京医科大学卒業、同年、兵庫医科大学第4内科入局。1991年国立加古川病院内科医長。2007年東京医科大学第5内科准教授。2011年筑波大学附属病院光学医療診療部長、病院教授。
・日本消化器病学会指導医、学術評議員、関東地方会評議員
・日本消化器内視鏡学会指導医、学会評議員、関東地方会評議員、関東地方会幹事
・日本消化管学会胃腸科認定医、代議員
・日本肝臓学会専門医
・日本リウマチ学会専門医