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【全医院編】「患者満足医院」は果たして、儲かっているか?

読了時間:約 1分3秒  2010年04月06日 AM10:01
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 患者/利用者はわがまま、千差万別。サービス要求も増え、最近はモンスターまでいる。いちいち患者/利用者の要求に応えていたら、スタッフは疲弊し、「患者満足度赤字」に陥ってしまうのではないか?
 その実態を確認しようと、QLifeは全国の医科医院・歯科医院・動物病院の院長200人にアンケート調査を実施した。その結果は以下の通り。

「満足度志向強い」と7割が儲かる、「弱い」と9割が不調

 結論からいうと、医院経営の好不調は、「患者/利用者の満足度志向」と強く相関することが分かった。満足度志向が強い方が、儲かるようだ。
 「患者満足度」志向が「強い」医院の69%が、収益性「好調」であった。「他院と同程度」医院では、好・不調が49%・51%とほぼ同比率であった。「弱い」医院では、わずか5%しか収益「好調」ではない。

  収益「好調」院長 収益「不調」院長
他医院より「強い」 69% 31%
他医院と「同じ」 49% 51%
他医院より「弱い」 5% 95%

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※満足度志向の「強い/弱い」は院長の自己申告。調査票における選択肢記載は、「周囲の類似の医院に比べて『強い/同じ/弱い』と思う」。
※収益性の「好調/不調」は院長の自己申告。調査票における選択肢記載は、「周囲の類似の医院にくらべて、『好調/不調』だと思う」。よって黒字でも「不調」、あるいは赤字でも「好調」としている可能性もある。なお内訳は、「好調:わからない:不調=36%:33%:31%」とほぼ3分された。本記事では「わからない」を除外して集計した数値を記載したが、「わからない」院長も含めて集計すると以下のグラフとなる。

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