医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > 医療 > CT画像の異常所見、カルテ情報参照で発見率向上-新潟医療福祉大

CT画像の異常所見、カルテ情報参照で発見率向上-新潟医療福祉大

読了時間:約 43秒
2025年02月03日 AM09:10

診療放射線技師が発見の異常所見、臨床医への報告が義務

新潟医療福祉大学は1月27日、撮像されたCT画像に含まれる異常所見を発見する際に、臨床症状や血液データなどのカルテ情報を参照しながら、画像を確認することで、異常所見の発見率が向上することを明らかにしたと発表した。この研究は、同大診療放射線学科郡倫一講師らの研究グループによるもの。研究成果は、「Radiological Physics and Technology」に掲載されている。

画像所見の見落としを減少させることを目的に、診療放射線技師が異常所見を発見した場合、臨床医に報告することが義務付けられている。

画像所見の見落とし減、救命率向上・患者の予後改善に期待

今回の研究では、臨床症状や血液データなどのカルテ情報を参照しながら、画像を確認することで、診療放射線技師による異常所見の発見率を向上することが可能であることを明らかにした。同研究成果により、画像所見の見落としを減少させることが可能になり、救命率の向上や患者の予後改善が期待される、と研究グループは述べている。(QLifePro編集部)

 

同じカテゴリーの記事 医療

  • ソフトランディングテクニック、高齢者の歩数増加と負担軽減に有効-大阪公立大ほか
  • デジタル錠剤による「腸内環境」モニタリング、基盤技術の開発に成功-京大ほか
  • 妊娠高血圧症候群、発症リスクと血中重金属元素濃度の関連を確認-環境研ほか
  • 原発性アルドステロン症、ストレス応答がAPCC形成の引き金と判明-九大
  • 早期胃がん、リンパ節転移リスクを血液検査で予測する新技術開発-科学大
  • あなたは医療関係者ですか?

    いいえ はい