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【PMDA】コロナ薬投与で注意喚起-妊娠可能性ある女性に

読了時間:約 1分5秒
2024年12月20日 AM10:55

(PMDA)は、新型コロナウイルス感染症治療薬「エンシトレルビルフマル酸」(製品名:)「モルヌピラビル」()について、妊娠する可能性のある女性に対しては投与の必要性を十分に検討するよう注意喚起した。

両剤は催奇形性リスクを有することから、妊婦・妊娠している可能性のある女性への投与は禁忌とされているが、薬剤の投与後に妊娠が判明した症例の報告が継続している状況にある。

PMDAは適正使用に当たって、妊娠する可能性のある女性への投与に際しては「薬剤投与の必要性を十分に検討すること」とし、「投与開始前に十分な問診により患者が妊娠していないこと・妊娠している可能性がないことを確認すること」を強く要請した。

投与開始時に実施する患者への説明には、▽妊娠中に同剤を服用した場合、胎児に影響を及ぼす可能性がある▽同剤服用中に妊娠が判明した、または疑われる場合は直ちに服用を中止する▽同剤服用中と最終服用後2週間(ゾコーバ錠)または4日間(ラゲブリオカプセル)で妊娠が判明するかそれが疑われる場合は速やかに医師、薬剤師等に相談する――を求めた。

また、製造販売業者が周知している薬剤服用時の事前のチェックリスト(RMP医療従事者向け資材)と処方された女性患者と家族向けの資材(RMP患者向け資材)を活用するよう呼びかけた。

 

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