ファイザーは、梅毒治療薬のペニシリン製剤「ステルイズ水性懸濁筋注」(一般名:ベンジルペニシリンベンザチン水和物)のうち60万単位シリンジ製剤について、新規採用を辞退し、2025年4月以降の出荷停止にすると医療関係者に伝えた。
日本を含む全世界での梅毒患者の増加で需要が増加している240万単位シリンジ製剤の製造を優先することにしたため。この製造に人員も製造ラインも専有されるため、60万単位シリンジ製剤の製造計画が当初予定よりも大幅に遅れ、次回再開時期は2025年後半を予定しているという。
代替薬として、Meiji Seika ファルマの「注射用ペニシリンGカリウム」(ベンジルペニシリンカリウム)を挙げ、関係卸との相談の上、検討を求めている。