厚生労働省は26日、ラインファーマの経口人工妊娠中絶薬「メフィーゴパック」について、条件付きで無床施設での投与も認めることなどを盛り込んだ使用体制の改正案を薬事審議会医薬品第一部会に示した。異論は出なかったものの、「外科的処置と比べた場合の同剤の位置づけについて情報提供が必要」などの指摘が出たため、審議会でも議論する。審議会の日程は未定だが、方向性が決まった場合、現行の使用体制を改める通知を発出する考え。
同剤は、2023年4月の製造販売承認後、適切な使用体制のあり方が確立されるまでの当分の間、入院可能な有床施設で母体保護法指定医師による投与に限定し、投与を受けた人は入院してもらうか、外来の場合も院内待機を必須として服薬管理することが求められる。