厚生労働省は26日、「
国際保健ビジョン」をまとめ公表した。国際保健の課題の一つとして、経済安全保障としての医薬品の安定供給確保戦略も明記。原薬供給源の多様化を推進すると共に、海外からの原薬供給が途絶した場合も医療現場に製品を供給する体制整備を盛り込んだ。厚労省はビジョンを国際保健の取り組みを強力に進めていくためのドライビングフォースとしたい考えだ。
具体的な取り組みとしては、「UHCナレッジハブ」の創設を打ち出した。世界保健機関(WHO)や世界銀行等の国際機関とも連携して、低中所得国のUHC達成に向けた支援を行う拠点を2025年に日本に設置する。