医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > プレミアム > 【中医協総会】デュピクセント13%下げ-再算定の特例要件該当

【中医協総会】デュピクセント13%下げ-再算定の特例要件該当

読了時間:約 1分5秒
2024年08月09日 AM10:10

中央社会保険医療協議会は7日の総会で、サノフィのアトピー性皮膚炎治療剤「デュピクセント皮下注」(一般名:デュピルマブ)と類似薬が市場拡大再算定の特例の要件に該当したことから、新薬収載の機会に薬価を引き下げることを了承した。11月1日から適用する。

同剤では、現行薬価の皮下注300mg2mL1筒の6万1523円、300mg2mL1キットの6万1714円から、それぞれ5万3493円、5万3659円と約13%引き下げる。200mg1.14mL1筒の4万3320円は3万9549円と約8.7%引き下げる。

同剤は2月に「既存治療で効果不十分な特発性の慢性蕁麻疹」の効能・効果が追加され、効能追加の変更承認から10年未満。また、NDBデータに基づく検討結果では、年間販売額が1000億円以上1500億円以下かつ基準年間販売額の1.5倍以上に該当するため、市場拡大再算定が適用されることとなった。類似品の共連れルールで、3銘柄でも再算定による引き下げが行われる。

レオファーマの「アドトラーザ皮下注150mgシリンジ」(トラロキヌマブ)は、現行薬価の2万9295円から2万4182円、日本イーライリリーの「イブグリース皮下注250mgシリンジ、同オートインジェクター」(レブリキズマブ)も、現行薬価の6万1520円から5万0782円とそれぞれ約17.5%引き下げる。

 

同じカテゴリーの記事 プレミアム 行政・経営

  • 【厚労省】米関税措置で総合対策本部-医薬品分野への影響議論
  • 【文科省】定員減員3校が申請-徳島文理は60人減へ
  • 【衆院厚労委】高額薬の外部委託提案-狹間参考人、在庫が経営に直結
  • 零売規制は「必要最小限に」-福岡厚労相、薬機法改正案審議で答弁
  • 【PMDA】競合品目選定で考え方-臨床的位置づけを優先
  • あなたは医療関係者ですか?

    いいえはい