政府は、創薬力強化に向け、国内で国際共同治験の初回治験計画届件数を2021年の100件から28年には150件に増やす目標を打ち出した。創薬シーズから第I相試験に入る段階であるFIH試験実施体制を整備し、整備された施設での国内FIH試験実施件数を23年度の0件から29年度には10件に増やす。一方、ドラッグラグ・ロス対策では海外で承認され、国内で開発未着手となっている医薬品86品目のうち必要な医薬品は26年度までに開発へ着手するよう企業やアカデミアを支援する。
7月30日、「創薬力の向上により国民に最新の医薬品を迅速に届けるための構想会議」の中間取りとりまとめに掲げた戦略目標に対し、目指すべき成果目標と工程表を示した。具体的には、基礎から臨床の橋渡しを支援する。国際水準の臨床試験実施体制を整備し、国内で国際共同治験の初回治験計画届件数を増やす。