厚生労働省は9日、第一三共の中毒性メトヘモグロビン血症治療剤「メチレンブルー静注50mg『第一三共』」(一般名:メチルチオニニウム塩化物水和物)の有効期限が3年から4年に延長されたことを踏まえ、有効期限を3年としている市場流通製品も4年として取り扱って差し支えないことを薬局と医療機関に周知した。
同剤をめぐっては、追加で得られた安定性に関するデータを踏まえ、7月1日に室温での有効期限を3年から4年に延長する届出が行われていた。そのため厚労省は、有効期限の延長前に出荷され、3年とした有効期限が外箱とボトルに印字されている製品についても有効期限が4年である製品として取り扱って差し支えないとの考えを示した。
また、既存の製品を無駄にせず有効活用するため、有効期限の短い製剤から使用することも求めた。