日本薬剤師会は6月30日、都内で開催した定時総会で岩月進会長を選任し、新たな体制を始動させた。任期は2年で、理事に新人7人、女性6人を起用し、常務理事には前政権の理事や新人含め6人を登用するなど旧執行部から陣容を一新した。岩月氏は就任後の会見で「事業の継続性を考えながら変えていくべきところは変えていくことを中心に考えていく」と述べ、前執行部での課題を検証し、薬剤師や薬局への規制改革などに対応を図る考えを示した。
総会後の理事会で常務理事などを選び、副会長には3月の選挙で候補者に選ばれていた森昌平、渡邊大記、川上純一、新人として原口亨、荻野構一の5氏が選任された。また、常務理事には豊見敦、富永孝治、橋場元、長津雅則、山田卓郎の各氏が留任。理事からの昇格組では堀越博一、川名三知代、村杉紀明、山田武志、田中千尋の5氏のほか、新人理事で青森県薬剤師会会長の白滝貴子氏を抜擢した。