医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > プレミアム > 【厚労省】指針準拠サービス公表-電子お薬手帳の事業者

【厚労省】指針準拠サービス公表-電子お薬手帳の事業者

読了時間:約 1分22秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2024年06月07日 PM01:51

厚生労働省は4日、運営事業者の希望に基づき、国の「電子版お薬手帳ガイドライン」に沿った電子版お薬手帳サービス10件を初めて公表した。ガイドラインが実装を求めている機能7項目を備えたサービスがほとんどで、マイナポータルから提供される薬剤情報等を取り込めるほか、利用者が秘匿したい情報を指定できる機能を備えている。

厚労省は、電子版お薬手帳に求められる役割・機能、要指導医薬品・一般用医薬品を含めた薬剤情報の一元的な管理の重要性を整理した電子版お薬手帳ガイドラインを昨年3月に公表している。

ガイドラインでは、実装すべき機能として、▽マイナポータルから提供される薬剤情報等を取り込むことができる▽画面に現在使用している医薬品等の処方記録、服薬記録を表示▽医薬品等の特徴、効能・効果、用法・用量等の情報表示▽医薬品の有効成分を表示▽利用者が秘匿したい情報を指定可能▽一般用医薬品等の登録機能(JANコードの読み取り機能を含む)▽利用者による適切な服薬を支援するための服薬管理機能――の7項目としている。

今回、希望する運営事業者からの申請に基づき、ガイドラインに沿ったサービスを提供しているサービス名と事業者名を公表した。

具体的には、(運営事業者名=ファーマシフト)、オンライン診療・服薬指導アプリCLINICS(メドレー)、ポケットファーマシー()、)、)、お薬手帳プラス(日本調剤)、(メディエイド)、(メディエイド)、(メディエイド)、(くすりの窓口)の10件とした。

10件のうち3件は「マイナポータルから提供される薬剤情報等を取り込むことができる」機能に関してデジタル庁に申請中としている。

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 プレミアム 行政・経営

  • 【PMDA】コロナ薬投与で注意喚起-妊娠可能性ある女性に
  • 【薬価部会】不採算品再算定、対象絞り込みを-25年度中間年改定
  • 【厚労省調査】敷地内薬局、専門連携の1割-処方箋集中率は93.1%
  • 【臨試協調査】外資が日本を第I相拠点に-国内実施のメリット認識か
  • 【NPhA】半数以上が後発品を選択-長期品選定療養に一定効果