厚生労働省医政局医薬産業振興・医療情報企画課の水谷忠由課長は25日、名古屋市内で開かれた日本ジェネリック医薬品・バイオシミラー学会学術大会で講演し、「後発品の安定供給等の実現に向けた産業構造のあり方に関する検討会」の取りまとめに言及。200弱に上る後発品企業間の連携・協力の推進については、「ぜひ検討をお願いしたい」と後発品業界に対応を要請した。他の産業での業界再編の取り組みも参考に、金融・財政措置など様々な面から企業の取り組みを後押しする方策を検討していく考えを示した。
22日に示された同検討会の報告書では、後発品産業のあるべき姿に向け、品質の確保された医薬品を安定的に供給できるよう対策の方向性として、▽製造管理・品質管理体制の確保▽安定供給能力の確保▽持続可能な産業構造――の3本柱の実現を目指すことを明記。