中央社会保険医療協議会は15日の総会で、アストラゼネカの抗癌剤「イミフィンジ点滴静注」(一般名:デュルバルマブ遺伝子組み換え)が用法用量変化再算定、アレクシオンファーマの重症筋無力症改善薬「ユルトミリスHI点滴静注」(ラブリズマブ遺伝子組み換え)と類似薬「ソリリス点滴静注」(エクリズマブ遺伝子組み換え)が市場拡大再算定の要件に該当したことから、新薬収載の機会に薬価を引き下げることで了承した。8月1日から適用する。
イミフィンジは、120mg2.4mL1瓶の現行薬価7万6355円を6万7871円、500mg10mL1瓶の31万0154円を27万5693円に約11%引き下げる。主な効能・効果である「切除不能な局所進行の非小細胞肺癌における根治的化学放射線療法後の維持療法」に対し、昨年11月に用法用量の変更が行われたことによるもの。