厚生労働省は4月24日付の通知で、新医薬品の製造販売承認時期について、「薬事審議会医薬品第一部会・第二部会の開催から3週間以内をメド」とする方針を示した。年4回のタイミングで承認する現行ルールを見直し、承認頻度が増える見通しとなった。2025年1月1日以降に開く部会から適用される。製薬業界は、「年7回のチャンスに増えたと考えれば、非常にありがたい」と歓迎する姿勢を示している。
新薬の承認は、薬事審議会の各部会による審議後に事務手続きを経て、厚労相が承認している。第一部会・第二部会はそれぞれ1月、2月、4月、5月、7月、8月、10月、11月の年8回開催されているが、承認は3月、6月、9月、12月の年4回のみ実施されている。