警報レベル超え147か所、注意報レベル超え114か所
国立感染症研究所は4月5日、2024年第13週:3月25日~3月31日(4月3日現在)のインフルエンザ流行レベルマップと、それに対するコメントを、同研究所のウェブサイトに掲載した。
画像は感染研のウェブサイトより
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2024年第13週の定点当たり報告数は11.18(患者報告数5万5,189)となり、前週の定点当たり報告数14.08よりも減少した。都道府県別では愛媛県(25.80)、新潟県(24.12)、富山県(21.54)、群馬県(20.54)、福島県(17.76)、鳥取県(16.48)、高知県(15.84)、石川県(15.81)、山形県(15.77)、北海道(15.17)、栃木県(15.11)、福井県(14.82)、山梨県(14.56)、茨城県(14.51)、千葉県(14.28)、埼玉県(14.18)、宮城県(13.68)、岩手県(13.31)、長野県(13.16)、香川県(13.00)、山口県(12.51)、静岡県(12.15)、大分県(11.90)、鹿児島県(11.88)、島根県(11.63)、長崎県(11.54)、和歌山県(11.36)の順となった。全国47都道府県中、4都道府県では前週の報告数よりも増加し、43都道府県では前週の報告数よりも減少した。
定点医療機関からの報告をもとに、この1週間に、定点医療機関以外の医療機関を含む全国の医療機関を受診した患者数を推計すると、約34.3万人(95%信頼区間:30.6~38万人)となり、前週の推計値(約42.2万人)よりも減少した。年齢別では、0~4歳が約3.4万人、5~9歳が約9.2万人、10~14歳が約8.5万人、15~19歳が約3.2万人、20代が約2.5万人、30代が約3.3万人、40代が約2.5万人、50代が約0.9万人、60代が約0.6万人、70歳以上が約0.5万人となっている。また、2023年第36週以降これまでの累積の推計受診者数は約1763.3万人となった。
全国の保健所管轄区域のうち、警報レベルを超えている保健所管轄区域は147か所で、38都道府県に分布していた。また、注意報レベルを超えている保健所管轄区域は114か所で、36都道府県に分布していた。
基幹定点医療機関から報告された、インフルエンザによる入院患者数は309例で、前週(306例)から増加した。44都道府県から報告があり、年齢別では1歳未満(15例)、1~4歳(57例)、5~9歳(80例)、10代(50例)、20代(6例)、30代(19例)、40代(9例)、50代(9例)、60代(10例)、70代(24例)、80歳以上(30例)であった。
国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、直近5週間(2024年第9週~2024年第13週)ではB型が201例(82%)、AH1pdm09が24件(10%)、AH3亜型が21件(9%)、の順であった。
▼関連リンク
・国立感染症研究所 インフルエンザ流行レベルマップ