警報レベル超え保健所区域は42都道府県192か所
国立感染症研究所は3月25日、2024年第11週:3月11日~3月17日(3月21日現在)のインフルエンザ流行レベルマップと、それに対するコメントを、同研究所のウェブサイトに掲載した。
画像はリリースより
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2024年第11週の定点当たり報告数は17.26(患者報告数8万5,162)となり、前週の定点当たり報告数16.14よりも増加した。都道府県別では新潟県(38.00)、石川県(36.69)、北海道(33.66)、富山県(32.79)、山形県(31.53)、群馬県(25.83)、福島県(23.90)、千葉県(23.06)、青森県(22.31)、埼玉県(22.21)、福井県(21.54)、愛媛県(21.28)、長崎県(20.58)、宮城県(20.14)、島根県(19.92)、高知県(19.20)、長野県(19.10)、神奈川県(18.60)、大分県(18.41)、栃木県(18.04)の順となった。全国47都道府県中、30都道府県では前週の報告数よりも増加し、16都道府県では前週の報告数よりも減少した。
定点医療機関からの報告をもとに、この1週間に、定点医療機関以外の医療機関を含む全国の医療機関を受診した患者数を推計すると、約50.2万人(95%信頼区間:45.5~55万人)となり、前週の推計値(約47万人)よりも増加した。年齢別では、0~4歳が約4.1万人、5~9歳が約16.3万人、10~14歳が約15.1万人、15~19歳が約4.6万人、20代が約2.5万人、30代が約3.5万人、40代が約2.5万人、50代が約0.8万人、60代が約0.4万人、70歳以上が約0.5万人となっている。また、2023年第36週以降これまでの累積の推計受診者数は約1686.8万人となった。
全国の保健所管轄区域のうち、警報レベルを超えている保健所管轄区域は192か所で、42都道府県に分布していた。また、注意報レベルを超えている保健所管轄区域は182か所で、42都道府県に分布していた。
基幹定点医療機関からのインフルエンザによる入院報告数は345例であり、前週(307例)から増加した。45都道府県から報告があり、年齢別では1歳未満(15例)、1~4歳(64例)、5~9歳(109例)、10代(48例)、20代(5例)、30代(13例)、40代(12例)、50代(5例)、60代(13例)、70代(23例)、80歳以上(38例)であった。
国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、直近5週間(2024年第7週~2024年第11週)ではB型が188例(84%)、AH1pdm09が19件(8%)、AH3亜型が18件(8%)の順であった。
▼関連リンク
・国立感染症研究所 インフルエンザ流行レベルマップ