北海道科学大学は、4月1日付で附属薬局を調剤チェーン大手のアインファーマシーズに事業譲渡すると発表した。附属薬局は2012年に開局し、これまで6年制薬学教育における実務実習などに活用されてきたが、「諸般の事情」により、教育研究に関する連携協定を結び、協力関係にあったアインに譲渡することを決めた。名称は当面の間、北海道科学大学附属薬局として存続するとしている。
附属薬局は、6年制薬学教育における学部学生の臨床系実習、卒業研究、4年制大学院生の研究テーマ発掘などに利用されてきたほか、薬学部教員や研究生の研究・研修、現場の薬剤師向けの生涯研修にも活用されてきた。
事業譲渡後も当面の間は、北海道科学大学附属薬局として存続し、教員の派遣などアインと連携を取っていくとしている。