大阪府薬務課は5日、薬剤師でない人が販売、授与の目的で処方箋調剤を行い、服薬指導を実施していたなどとして、医薬品医療機器等法違反で貝塚市のツバキ薬局(薬局開設者:アイティー産業池邊博信代表取締役)に対して、6日から24日間の業務停止処分を下した。
府薬務課によると、調剤を行った上で、服薬指導をしていたのは薬剤師資格を保有していない開設者本人であり、2013年頃から行っていたという。薬局に管理薬剤師は在籍していたものの、不在時に一部の処方箋調剤や服薬指導を実施していた。また、薬局開設者である池邊氏は、従事者を区別するための必要な措置を講じていなかった。
一般からの情報提供を受け、2023年9月に所管する泉佐野保健所の薬事監視員が立入調査で現場を確認した。