調剤業務の外部委託に否定的な薬剤師が約6割に上ることが、厚生労働科学研究「地域共生社会における薬剤師の対物・対人業務の充実に関する調査研究」(研究代表者:入江徹美熊本大学大学院生命科学研究部特任教授)の研究班が実施した調査で明らかになった。委託するメリットを感じないことや、現状で十分対応できていると考えていることが大きな理由で、外部委託に前向きで関心を示す薬剤師は約4割と半数以下にとどまった。
調査は、同研究班が2月時点の薬剤師の意思を把握する目的で実施。薬局や病院に勤務する薬剤師を対象にウェブでアンケート調査を行い、46都道府県の549人から回答を得た。