ウイルス検出状況はB型55%、AH3亜型24%に
国立感染症研究所は3月1日、2024年第8週:2月19日~2月25日(2月28日現在)のインフルエンザ流行レベルマップと、それに対するコメントを、同研究所のウェブサイトに掲載した。
画像は感染研のウェブサイトより
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2024年第8週の定点当たり報告数は16.76(患者報告数8万2,741)となり、前週の定点当たり報告数20.64よりも減少した。都道府県別では石川県(24.94)、埼玉県(24.35)、北海道(24.22)、福岡県(24.13)、熊本県(21.39)、沖縄県(21.33)、長崎県(21.07)、福井県(20.97)、大分県(20.50)、宮崎県(20.33)、山形県(19.81)、佐賀県(19.74)、千葉県(19.68)、神奈川県(19.60)、宮城県(19.22)、群馬県(19.05)、愛知県(18.20)、三重県(17.78)、山口県(17.13)の順となった。全国47都道府県中、9都道府県では前週の報告数よりも増加し、38都道府県では前週の報告数よりも減少した。
定点医療機関からの報告をもとに、この1週間に、定点医療機関以外の医療機関を含む全国の医療機関を受診した患者数を推計すると、約50.4万人(95%信頼区間:46.7~54.2万人)となり、前週の推計値(約63.3万人)よりも減少した。年齢別では、0~4歳が約4.5万人、5~9歳が約16.8万人、10~14歳が約13.7万人、15~19歳が約4.3万人、20代が約3万人、30代が約3.8万人、40代が約2.6万人、50代が約0.9万人、60代が約0.5万人、70歳以上が約0.5万人となっている。また、2023年第36週以降これまでの累積の推計受診者数は約1547.5万人となった。
全国の保健所管轄区域で、警報レベルを超えている保健所管轄区域は213か所で、41都道府県に分布していた。また、注意報レベルを超えている保健所管轄区域は170か所で、41都道府県に分布していた。
基幹定点から報告された、インフルエンザによる入院報告数は349例であり、前週(470例)から減少した。45都道府県から報告があり、年齢別では1歳未満(24例)、1~4歳(59例)、5~9歳(93例)、10代(67例)、20代(4例)、30代(7例)、40代(6例)、50代(4例)、60代(17例)、70代(19例)、80歳以上(49例)だった。
国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、直近5週間(2024年第4週~2024年第8週)ではB型が142例(55%)、AH3亜型が62件(24%)、AH1pdm09が54件(21%)の順だった。
▼関連リンク
・国立感染症研究所 インフルエンザ流行レベルマップ