警報レベル超え保健所区域は41都道府県219か所
国立感染症研究所は2月16日、2024年第6週:2月5日~2月11日(2月14日現在)のインフルエンザ流行レベルマップと、それに対するコメントを、同研究所のウェブサイトに掲載した。
画像は感染研のウェブサイトより
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2024年第6週の定点当たり報告数は23.93(患者報告数11万7,652)となり、前週の定点当たり報告数22.62よりも増加した。都道府県別では福岡県(56.48)、佐賀県(38.15)、熊本県(34.83)、大分県(34.34)、宮崎県(33.81)、奈良県(32.58)、京都府(30.44)、埼玉県(29.74)、沖縄県(29.70)、大阪府(29.56)、愛知県(29.55)、長崎県(28.01)、神奈川県(27.78)、千葉県(27.21)、兵庫県(26.67)、宮城県(25.59)の順となった。
定点医療機関からの報告をもとに、この1週間に、定点医療機関以外の医療機関を含む全国の医療機関を受診した患者数を推計すると、約75.6万人(95%信頼区間:69.8~81.5万人)となり、前週の推計値(約73.8万人)よりも増加した。年齢別では、0~4歳が約6.1万人、5~9歳が約23.7万人、10~14歳が約22万人、15~19歳が約7.2万人、20代が約4万人、30代が約5万人、40代が約4.1万人、50代が約1.7万人、60代が約0.9万人、70歳以上が約1万人となっている。また、2023年第36週以降これまでの累積の推計受診者数は約1433.8万人となった。
全国の保健所管轄区域で、警報レベルを超えている保健所管轄区域は219か所で、41都道府県に分布していた。また、注意報レベルを超えている保健所管轄区域は216か所で、42都道府県に分布していた。
基幹定点から報告された、インフルエンザによる入院報告数は490例であり、前週(578例)から減少した。47都道府県から報告があり、年齢別では1歳未満(26例)、1~4歳(77例)、5~9歳(123例)、10代(81例)、20代(10例)、30代(10例)、40代(9例)、50代(15例)、60代(22例)、70代(34例)、80歳以上(83例)だった。
国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、直近5週間(2024年第2週~2024年第6週)ではAH3亜型が101件(41%)、B型が84例(34%)、AH1pdm09が61件(25%)の順だった。
▼関連リンク
・国立感染症研究所 インフルエンザ流行レベルマップ