3月に行われる日本薬剤師会の会長候補選挙は、安部好弘副会長(東京都)、田尻泰典副会長(福岡県)、岩月進常務理事(愛知県)の3氏が争う構図となりそうだ。2日に開催された九州・山口地域の代表者会議で田尻氏が会長選への出馬を表明。福岡県薬剤師会会長の原口亨常務理事は当初出馬が取り沙汰されたが、会長選への立候補を見送り、九州・山口ブロックは田尻氏への支援で一本化する方向だ。
5期10年の長期政権を築いた山本信夫会長の後継をめぐって、4期8年ぶりの選挙戦の様相で、既に安部氏と岩月氏は会長選に名乗りを上げていたが、公示直前のタイミングで田尻氏も出馬を表明した。