国民民主党の玉木雄一郎代表は1日の衆議院本会議代表質問で、現行薬価制度に問題意識を示し、「中間年改定を決めた2016年末の4大臣会合をやり直すべき」と岸田文雄首相に迫った。これに対し、岸田首相は「今後ともイノベーション推進と国民皆保険の持続性を両立する観点から、薬価改定を行っていく」と答弁。明言を避けた。
代表質問で玉木氏は、現行の薬価制度について、「薬の原材料価格が高騰する中、医療費削減を薬価に依存するやり方では安定供給もイノベーションも、ひいては国際競争力を阻害する。何より製薬業界の賃上げも困難だ」と指摘。