定点当たり報告数、最高は沖縄32.33
国立感染症研究所は1月26日、2024年第3週:1月15日~1月21日(1月24日現在)のインフルエンザ流行レベルマップと、それに対するコメントを、同研究所のウェブサイトに掲載した。
画像はリリースより
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2024年第3週の定点当たり報告数は17.72(患者報告数8万7,318)となり、前週の定点当たり報告数12.99よりも増加した。都道府県別では沖縄県(32.33)、宮崎県(27.81)、福岡県(25.85)、千葉県(24.54)、愛知県(22.71)、埼玉県(22.56)、佐賀県(21.97)、奈良県(21.85)、熊本県(20.86)、大分県(20.74)、鹿児島県(20.43)、愛媛県(20.13)、京都府(19.63)、長崎県(19.60)、兵庫県(19.48)、大阪府(19.23)、山梨県(19.05)、神奈川県(18.71)、栃木県(18.26)、茨城県(18.22)、三重県(17.94)の順となった。全国47都道府県中、42都道府県では前週の報告数よりも増加し、5都道府県では前週の報告数よりも減少した。
定点医療機関からの報告をもとに、この1週間に、定点医療機関以外の医療機関を含む全国の医療機関を受診した患者数を推計すると、約61.7万人(95%信頼区間:57.9~65.5万人)となり、前週の推計値(約52.6万人)よりも増加した。年齢別では、0~4歳が約6.4万人、5~9歳が約12.5万人、10~14歳が約10.5万人、15~19歳が約7.1万人、20代が約5.8万人、30代が約5.3万人、40代が約5.3万人、50代が約3.9万人、60代が約2.4万人、70歳以上が約2.5万人となっている。また、2023年第36週以降これまでの累積の推計受診者数は約1221.7万人となった。
全国の保健所管轄区域で、警報レベルを超えている保健所管轄区域は193か所で、44都道府県に分布していた。また、注意報レベルを超えている保健所管轄区域は238か所で、43都道府県に分布していた。
基幹定点から報告された、インフルエンザによる入院報告数は935例であり、前週(1,053例)から減少した。47都道府県から報告があり、年齢別では1歳未満(38例)、1~4歳(130例)、5~9歳(98例)、10代(51例)、20代(9例)、30代(21例)、40代(17例)、50代(47例)、60代(71例)、70代(151例)、80歳以上(302例)だった。
国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、直近5週間(2023年第51週~2024年第3週)ではAH3亜型が95件(64%)、AH1pdm09が37件(25%)、B型が16例(11%)の順だった。
▼関連リンク
・国立感染症研究所 インフルエンザ流行レベルマップ