日本医療研究開発機構(AMED)審議会は24日、2025年度から5カ年の第3期中長期目標策定に向けた検討を開始した。委員からは組織内人事に関する意見が相次ぎ、現役引退後の人材が多いプログラムディレクター(PD)の質見直しや、組織内に経験を蓄積させる必要からプロパー職員育成の重要性を訴える声が出た。
AMEDでは、PDが研究開発提案の評価や担当分野の専門的な調整を行っているが、荒井秀典委員(国立長寿医療研究センター理事長)は、「スーパーバイザー、オフィサーは現役の人、PDは現役を退いた人が多い。アップデートされた知識を持つ人がPDを務め、ジェンダーに考慮した採用も検討すべき」と注文をつけた。