ウイルス検出状況はAH3亜型62%、AH1pdm09が33%
国立感染症研究所は1月4日、2023年第51週:12月18日~12月24日(12月27日現在)のインフルエンザ流行レベルマップと、それに対するコメントを、同研究所のウェブサイトに掲載した。
画像は感染研のウェブサイトより
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2023年第51週の定点当たり報告数は23.13(患者報告数11万4,126)となり、前週の定点当たり報告数29.94よりも減少した。都道府県別では宮崎県(44.43)、宮城県(39.05)、大分県(37.67)、北海道(36.66)、青森県(31.05)、山形県(30.51)、岩手県(29.92)、三重県(29.62)、熊本県(28.61)、富山県(28.13)、山口県(25.88)、鹿児島県(25.78)、新潟県(25.74)、愛知県(25.48)、埼玉県(25.32)、千葉県(25.30)、高知県(25.25)、福島県(25.04)、福岡県(24.79)、長崎県(24.63)、茨城県(23.84)、群馬県(23.29)の順となった。2都道府県では前週の報告よりも増加し、45都道府県では前週の報告数よりも減少した。
定点医療機関からの報告をもとに、この1週間に、定点医療機関以外の医療機関を含む全国の医療機関を受診した患者数を推計すると、約79.6万人(95%信頼区間:74.5~84.6万人)となり、前週の推計値(約101.9万人)よりも減少した。年齢別では、0~4歳が約8.4万人、5~9歳が約15.5万人、10~14歳が約13.2万人、15~19歳が約8.1万人、20代が約7.7万人、30代が約7.4万人、40代が約7.9万人、50代が約5.5万人、60代が約3.2万人、70歳以上が約2.7万人となっている。また、2023年第36週以降これまでの累積の推計受診者数は約981.8万人となった。
全国の保健所管轄区域で、警報レベルを超えている区域は354か所(47都道府県)で、注意報レベルを超えている区域は149か所(34都道府県)だった。
基幹定点から報告された、インフルエンザによる入院報告数は961例であり、前週(1,331例)から減少した。47都道府県から報告があり、年齢別では1歳未満(45例)、1~4歳(161例)、5~9歳(129例)、10代(56例)、20代(12例)、30代(25例)、40代(32例)、50代(47例)、60代(76例)、70代(137例)、80歳以上(241例)だった。
国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、直近5週間(2023年第46週~2023年第50週)ではAH3亜型が205件(62%)、AH1pdm09が109件(33%)、B型が16例(5%)の順だった。
▼関連リンク
・国立感染症研究所 インフルエンザ流行レベルマップ