定点当たり報告数の上位は大分、宮崎、宮城、北海道、三重
国立感染症研究所は12月22日、2023年第50週:12月11日~12月17日(12月20日現在)のインフルエンザ流行レベルマップと、それに対するコメントを、同研究所のウェブサイトに掲載した。
画像は感染研のウェブサイトより
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2023年第50週の定点当たり報告数は29.94(患者報告数14万7,858)となり、前週の定点当たり報告数33.72よりも減少した。都道府県別では大分県(55.17)、宮崎県(53.26)、宮城県(49.13)、北海道(47.25)、三重県(41.28)、熊本県(39.06)、福岡県(37.82)、鹿児島県(36.90)、長野県(35.51)、群馬県(35.40)、富山県(34.27)、山口県(34.18)、新潟県(33.63)、愛知県(32.95)、佐賀県(32.51)、石川県(32.50)、岩手県(32.26)、埼玉県(31.57)、山形県(31.53)、香川県(31.23)、千葉県(30.83)、長崎県(30.67)、和歌山県(30.45)、青森県(29.98)の順となった。11都道府県では前週の報告数よりも増加し、36都道府県では前週の報告数よりも減少した。
定点医療機関からの報告をもとに、この1週間に、定点医療機関以外の医療機関を含む全国の医療機関を受診した患者数を推計すると、約101.9万人(95%信頼区間:96.1~107.6万人)となり、前週の推計値(約111.8万人)よりも減少した。年齢別では、0~4歳が約10.2万人、5~9歳が約20.4万人、10~14歳が約17.9万人、15~19歳が約10.4万人、20代が約9万人、30代が約9.6万人、40代が約9.8万人、50代が約7.2万人、60代が約4.1万人、70歳以上が約3.4万人となっている。また、2023年第36週以降これまでの累積の推計受診者数は約902.2万人となった。
全国の保健所管轄区域で、警報レベルを超えている区域は347か所(47都道府県)で、注意報レベルを超えている区域は175か所(36都道府県)だった。
基幹定点から報告された、インフルエンザによる入院報告数は1,322例であり、前週(1,292例)から増加した。47都道府県から報告があり、年齢別では1歳未満(51例)、1~4歳(168例)、5~9歳(194例)、10代(104例)、20代(22例)、30代(30例)、40代(38例)、50代(47例)、60代(104例)、70代(200例)、80歳以上(364例)だった。
国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、直近5週間(2023年第46週~2023年第50週)ではAH3亜型が205件(58%)、AH1pdm09が135件(38%)、B型が13例(4%)の順だった。
▼関連リンク
・国立感染症研究所 インフルエンザ流行レベルマップ