中央社会医療保険医療協議会総会は13日、エーザイの早期アルツハイマー病治療薬「レケンビ点滴静注200mg、同500mg」(一般名:レカネマブ遺伝子組み換え)の費用対効果評価案を了承した。費用対効果をより活用していく観点から、有用性系加算を価格調整範囲とする現行の方法ではなく、特例的なルールを適用することとした。
価格調整は、費用対効果評価の結果、ICER(増分費用効果比)が 500万円/QALYとなる価格と見直し前の価格の差額を算出し、差額の25%を調整額とする。ICERが500万円/QALYとなる価格が見直し前の価格より高い場合は、見直し前の価格に調整額を加えたものを調整後の価格とし、見直し前の価格より低い場合は、見直し前の価格から調整額を減じたものを調整後の価格とする。