厚生労働省は11日、2024年度診療報酬改定の基本方針を公表した。医療保険制度の持続に向け、長期収載品の保険給付のあり方見直し、安定供給の確保を前提に後発品の使用促進に取り組むことを明記。病院薬剤師等と薬局薬剤師が協働した長期処方のあり方への対応など、医薬品の適正使用推進も盛り込んだ。
8日の社会保障審議会医療保険部会と医療部会で基本方針案が了承されたことを踏まえたもの。改定の具体的方向性として、薬局・薬剤師関連では重点課題に示された「効率化・適正化を通じた医療保険制度の安定性・持続可能性の向上」で多くの項目を盛り込んだ。