入院報告数は988例、うち80歳以上は244例
国立感染症研究所は12月8日、2023年第48週:11月27日~12月3日(12月6日現在)のインフルエンザ流行レベルマップと、それに対するコメントを、同研究所のウェブサイトに掲載した。
画像は感染研のウェブサイトより
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2023年第48週の定点当たり報告数は26.72(患者報告数13万2,117)となり、前週の定点当たり報告数28.30よりも減少した。都道府県別では北海道(50.49)、宮城県(42.66)、福岡県(40.13)、長野県(40.09)、群馬県(38.85)、佐賀県(38.56)、熊本県(38.13)、宮崎県(35.50)、福島県(35.27)、三重県(35.20)、長崎県(34.90)、岩手県(34.46)、鹿児島県(34.44)、大分県(34.38)、山形県(33.51)、鳥取県(32.79)、岡山県(31.55)、広島県(29.41)、新潟県(29.38)、埼玉県(27.98)、奈良県(27.69)、栃木県(27.66)、石川県(27.48)、静岡県(26.83)の順となった。17都道府県では前週の報告数よりも増加し、30都道府県では前週の報告数よりも減少した。
定点医療機関からの報告をもとに、この1週間に、定点医療機関以外の医療機関を含む全国の医療機関を受診した患者数を推計すると、約91万人(95%信頼区間:84.8~97.2万人)となり、前週の推計値(約95万人)よりも減少した。年齢別では、0~4歳が約9.1万人、5~9歳が約19.1万人、10~14歳が約17.8万人、15~19歳が約8.8万人、20代が約7.8万人、30代が約8.1万人、40代が約8.7万人、50代が約5.5万人、60代が約3.2万人、70歳以上が約2.9万人となっている。また、2023年第36週以降これまでの累積の推計受診者数は約688.5万人となった。
全国の保健所管轄区域で、警報レベルを超えている区域は274か所(45都道府県)で、注意報レベルを超えている区域は229か所(44都道府県)だった。
基幹定点から報告された、インフルエンザによる入院報告数は988例であり、前週(937例)から増加した。47都道府県から報告があり、年齢別では1歳未満(36例)、1~4歳(153例)、5~9歳(143例)、10代(76例)、20代(14例)、30代(22例)、40代(28例)、50代(49例)、60代(82例)、70代(141例)、80歳以上(244例)だった。
国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、直近5週間(2023年第44週~2023年第48週)ではAH3亜型が146件(57%)、AH1pdm09が102件(40%)、B型が8例(3%)の順だった。
▼関連リンク
・国立感染症研究所 インフルエンザ流行レベルマップ