同協議会は、6年制学科卒業生9629人を対象に就職動向の調査を実施。就職した人は7932人(82.4%)を占め、前回調査の就職率81.3%からほぼ横ばいだった。
前回調査に引き続き、6年制学科卒業生に占める割合が最も高かったのは保険薬局で、男性が919人、女性が1839人の計2758人(28.6%)が就職したが、前回調査より265人少なく、その割合も1.8ポイント低下した。
ドラッグストアの調剤部門には男性が826人、女性が1068人の計1894人が就職し、前回調査の1896人(19.1%)からほぼ横ばいだった。
病院・診療所薬剤部では、私立大学付属病院・一般病院・一般診療所が1412人(14.7%)と2.4ポイント増加したものの、公立大学付属病院・自治体病院・自治体診療所は272人(2.8%)、国立大学法人付属病院・独立行政法人病院は305人(3.2%)と減少した。
企業では、医薬情報担当者(MR)が前回調査から20人少ない162人(1.7%)、開発・技術は、157人(1.6%)、研究・試験・製造は157人(1.6%)で、研究・試験・製造に就職した人は、前回調査の119人(1.2%)から伸長した。
一般販売業(ドラッグストア等)は115人(1.2%)、卸売販売業は12人(0.1%)だった。
一方、「就職せず」は404人(4.2%)、「未定(未報告を含む)」は1117人(11.6%)となり、就職しない人は前回調査より190人減少した。進学は172人(1.8%)だった。
4年制学科卒業生736人を対象とした調査では、就職した人は234人(19.2%)にとどまり、進学が75.7%と、前回調査と同様の傾向だった。
就職先で最も多かったのが「その他企業」で62人(5.1%)、医薬品関連企業(研究・試験・製造)が24人(2.0%)が続き、「就職せず」は43人(3.5%)だった。