厚生労働省の「後発品の安定供給等の実現に向けた産業構造のあり方に関する検討会」が13日に開かれ、安本篤史構成員(ネクスレッジ社長)が協業体制(コンソーシアム)による後発品業界再編案を提言した。大手3社が現在の形態で存続させつつ、撤退企業が市場から去った後に中堅・小規模企業が協業体制を形成することでで、最終的には業界全体を大手3社と10~15程度のコンソーシアムに集約し、安定供給を図っていく姿を描いた。
安本氏は、同一成分で過剰に複数の企業が屋号を持っている状況を踏まえ、市場規模が大きい標準治療薬については大手と中堅・小規模企業のコンソーシアムが十分なシェアを確保し、透明性が担保された供給体制を実現すべきとした。