厚生労働省は10月27日の社会保障審議会医療保険部会で、年内をメドに予定している2024年度診療報酬改定の基本方針策定に向け、具体的な方向性を示した。地域のかかりつけ薬局に対する適切な評価や病院薬剤師業務の評価のほか、薬局の医薬品供給拠点としての役割も評価する方向性を盛り込んだ。医療保険制度の安定性や持続可能性向上に向けては、後発品の使用促進の取り組みを推進するほか、長期収載品等の保険給付のあり方を見直す方向性にも言及している。
改定の基本的視点では、重点課題である「現下の雇用情勢を踏まえた人材確保・働き方改革等の推進」のほか、4点を定めた。