医薬品医療機器総合機構(PMDA)は、2024年度からスタートする5カ年の第5期中期計画の方向性案を、18日の運営評議会に示した。ドラッグラグ・ロスの問題や革新的な医薬品・医療機器の実用化促進に向け、体制整備や業務の質向上のための取り組みを強化する方向性を明記した。安全性業務において患者・医薬関係者からの情報収集の効率化と強化を図ることや、アジアや米国拠点の設置を通じた国際化の推進も打ち出した。2024年3月末をメドにまとめる予定。
第5期中期計画では、これまでに構築した基盤を生かしつつ、新たな課題であるドラッグラグ・ロス問題や、新規感染症のワクチンやプログラム医療機器(SaMD)をはじめ、これまでになかった革新的製品の実用化促進に注力する方針を打ち出した。