注意報レベル超え区域は38都道府県190か所
国立感染症研究所は10月20日、2023年第41週:10月9日~10月15日(10月18日現在)のインフルエンザ流行レベルマップと、それに対するコメントを、同研究所のウェブサイトに掲載した。
画像は感染研のウェブサイトより
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2023年第41週の定点当たり報告数は11.07(患者報告数5万4,709)となり、前週の定点当たり報告数9.99よりも増加した。都道府県別では沖縄県(25.37)、千葉県(20.86)、埼玉県(19.69)、愛媛県(18.45)、山口県(17.58)、神奈川県(16.59)、東京都(16.19)、大分県(15.95)、福島県(13.94)、静岡県(13.68)、高知県(13.02)、茨城県(12.72)、兵庫県(11.96)、福岡県(11.79)、山梨県(11.22)の順となった。37都道府県では前週の報告数よりも増加し、10都道府県では前週の報告数よりも減少した。
定点医療機関からの報告をもとに、この1週間に、定点医療機関以外の医療機関を含む全国の医療機関を受診した患者数を推計すると、約38万人(95%信頼区間:35.2~40.9万人)となり、前週の推計値(約32.6万人)よりも増加した。年齢別では、0~4歳が約3.1万人、5~9歳が約8.3万人、10~14歳が約8.5万人、15~19歳が約4万人、20代が約2.8万人、30代が約3.2万人、40代が約3.8万人、50代が約2.1万人、60代が約1.2万人、70歳以上が 約1万人となっている。また、2023年第36週以降これまでの累積の推計受診者数は約169.7万人となった。
全国の保健所管轄区域で、警報レベルを超えている区域は24か所(16都道府県)で、注意報レベルを超えている区域は190か所(38都道府県)だった。
基幹定点から報告された、インフルエンザによる入院患者数は297例であり、前週(262例)から増加した。43都道府県から報告があり、年齢別では1歳未満(14例)、1~4歳(50例)、5~9歳(54例)、10代(35例)、20代(7例)、30代(8例)、40代(9例)、50代(15例)、60代(22例)、70代(34例)、80歳以上(49例)だった。
国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、直近5週間(2023年第37週~2023年第41週)ではAH3亜型が119件(79%)、AH1pdm09が31件(21%)、B型1例(1%)の順だった。
▼関連リンク
・国立感染症研究所 インフルエンザ流行レベルマップ