■診察前の処方提案有効
中央社会保険医療協議会は18日に総会を開き、薬剤師など多職種が協働して外来の癌化学療法を実施した場合に算定できる「外来腫瘍化学療法診療料」について議論。医師の診察前に病院薬剤師が癌患者の服薬状況等の情報収集・提供を行うことで医師の大幅な負担軽減につながっているとして、評価することへの賛同意見が委員から相次いだ。病院薬剤師から要望の強かった、いわゆる“薬剤師外来”が次期改定で評価される方向になりそうだ。
2022年度診療報酬改定では、医師や薬剤師、看護師の多職種が連携して抗癌剤を投与した後の副作用管理を進めるため、外来で癌患者に行う化学療法などを行った場合に算定できる「外来腫瘍化学療法診療料」が新設された。