自民党の萩生田光一政務調査会長は16日、都内で開かれたアカデミア発バイオ・ヘルスケアベンチャー協会設立記念シンポジウムで講演し、新たな感染症に対する国産ワクチン・治療薬の製造体制に自信を示した。「わが国にとって必要不可欠なものはしっかり国内で作れる体制を持つのが新しい資本主義の考え方」と述べた上で、ワクチン製造拠点整備により、「有事が起これば1億2000万人分の国内生産を可能にし、自分の国でワクチンを製造できるようになった」と強調した。
萩生田氏は、「コロナウイルスで日本がリーダーシップを発揮することはなかった。mRNAワクチンの全量を輸入に頼ることになってしまった日本を恥ずかしく思う。ワクチンを開発することができなかっただけではなく、国内で製造することもできなかった」と振り返った。