前週比の報告数、28都道府県で増加し、19都道府県で減少
国立感染症研究所は10月13日、2023年第40週:10月2日~10月8日(10月11日現在)のインフルエンザ流行レベルマップと、それに対するコメントを、同研究所のウェブサイトに掲載した。
画像は感染研のウェブサイトより
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2023年第40週の定点当たり報告数は9.99(患者報告数4万9,212)となり、前週の定点当たり報告数9.57よりも増加した。都道府県別では沖縄県(30.85)、千葉県(21.08)、山口県(19.22)、大分県(18.00)、愛媛県(16.69)、東京都(16.44)、埼玉県(16.14)、神奈川県(15.84)、宮崎県(14.19)、熊本県(12.46)、福岡県(11.40)、茨城県(11.11)、静岡県(10.08)の順となった。28都道府県では前週の報告数よりも増加し、19都道府県では前週の報告数よりも減少した。
定点医療機関からの報告をもとに、この1週間に、定点医療機関以外の医療機関を含む全国の医療機関を受診した患者数を推計すると、約32.6万人(95%信頼区間:29.9~35.2万人)となり、前週の推計値(約33.3万人)よりも減少した。年齢別では、0~4歳が約3万人、5~9歳が約8.1万人、10~14歳が約7.3万人、15~19歳が約3.8万人、20代が約2.2万人、30代が約2.4万人、40代が約2.7万人、50代が約1.6万人、60代が約0.8万人、70歳以上が約0.7万人となっている。また、2023年第36週以降これまでの累積の推計受診者数は約131.7万人となった。
全国の保健所管轄区域で、警報レベルを超えている区域は18か所(12都道府県)で、注意報レベルを超えている区域は170か所(32都道府県)だった。
基幹定点から報告された、インフルエンザによる入院患者数は258例であり、前週(246例)から増加した。39都道府県から報告があり、年齢別では1歳未満(15例)、1~4歳(39例)、5~9歳(59例)、10代(36例)、20代(5例)、30代(5例)、40代(8例)、50代(6例)、60代(11例)、70代(28例)、80歳以上(46例)だった。
国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、直近5週間(2023年第36週~2023年第40週)ではAH3亜型が80件(71%)、AH1pdm09が31件(28%)、B型1例(1%)の順だった。
▼関連リンク
・国立感染症研究所 インフルエンザ流行レベルマップ