厚生労働省の「後発品の安定供給等の実現に向けた産業構造のあり方に関する検討会」が11日に開かれ、後発品の少量多品目構造の解消に向けた中間取りまとめを了承した。中間取りまとめでは、安定供給に貢献しない企業の参入を抑制することで新規収載品目の絞り込みを図ると共に、企業間における既収載品目の統合や供給停止・薬価削除プロセスの合理化を推進するよう提言した。
中間取りまとめの提言では、後発品の承認や薬価収載に当たって製造能力や安定供給に関する事項について要件となっておらず、共同開発の解禁により参入障壁が下がり、新規参入企業が増え、結果として多品目になったと指摘。