医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > プレミアム > 【日医調査】通常出荷4割が入手困難-日薬連調査結果と乖離

【日医調査】通常出荷4割が入手困難-日薬連調査結果と乖離

読了時間:約 1分41秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2023年10月11日 AM10:48

日本医師会は6日、医療現場における医療用医薬品の供給不足に関する緊急調査結果を公表した。入手困難な医薬品のうち、日本製薬団体連合会の調査結果では「通常出荷」と回答した品目が院内処方で約32%、院外処方で約39%を占め、日薬連が実施した調査結果に比べ、医療現場における供給不足が深刻である実態が判明した。今回の結果を受け、メーカーに対し医療機関や薬局の供給状況について定期的に調査するよう促していく考えだ。

調査は8月から9月末にかけてインターネットで実施し、日医会員と地域医師会会員の医療機関6773施設を対象とした。

院内処方では、入手困難な医薬品が「ある」と回答した割合は90.2%(2696件)に上り、入手困難な医薬品2096品目のうち、鎮咳薬の「15mg」が600件で最多となった。

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 プレミアム 行政・経営

  • 【財政審】中間年改定は全品目実施を-スイッチOTC推進促す
  • 【中医協議会】ケサンラに有用性加算5%-投与期間の短縮を評価
  • 私学助成にメリハリを-財政審歳出改革部会
  • 【厚労省】後発麻酔薬、初の特例収載-12月予定から1カ月前倒し
  • 【ヘルスケア産業PF】中間年改定廃止に期待感-衆院選での野党躍進受け