定点当たり報告数、沖縄県22.46、千葉県15.14
国立感染症研究所は9月29日、2023年第38週:9月18日~9月24日(9月27日現在)のインフルエンザ流行レベルマップと、それに対するコメントを、同研究所のウェブサイトに掲載した。
画像は感染研のウェブサイトより
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2023年第38週の定点当たり報告数は7.09(患者報告数3万5,021)となり、前週の定点当たり報告数7.03よりも増加した。都道府県別では沖縄県(22.46)、千葉県(15.14)、愛媛県(14.07)、宮崎県(14.00)、大分県(13.79)、東京都(12.19)、茨城県(11.01)、山口県(10.69)、埼玉県(10.10)、福岡県(9.19)、熊本県(9.01)、徳島県(8.97)、神奈川県(8.85)、愛知県(8.54)、佐賀県(8.36)、長崎県(8.27)、静岡県(7.19)の順となった。23都道府県では前週の報告数よりも増加し、23都道府県では前週の報告数よりも減少した。
定点医療機関からの報告をもとに、この1週間に、定点医療機関以外の医療機関を含む全国の医療機関を受診した患者数を推計すると、約25.8万人(95%信頼区間:23.6~28.1万人)となり、前週の推計値(約24.9万人)よりも増加した。年齢別では、0~4歳が約1.9万人、5~9歳が約4.7万人、10~14歳が約5.4万人、15~19歳が約4.3万人、20代が約2.4万人、30代が約2.3万人、40代が約2.3万人、50代が約1.4万人、60代が約0.7万人、70歳以上が約0.6万人となっている。また、2023年第36週以降これまでの累積の推計受診者数は約65.8万人となった。
全国の保健所管轄区域で、警報レベルを超えている区域は7か所(6都道府県)で、注意報レベルを超えている区域は100か所(24都道府県)であった。
基幹定点から報告された、インフルエンザによる入院患者数は226例であり、前週(167例)から増加した。40都道府県から報告があり、年齢別では1歳未満(6例)、1~4歳(25例)、5~9歳(51例)、10代(24例)、20代(4例)、30代(6例)、40代(9例)、50代(7例)、60代(13例)、70代(29例)、80歳以上(52例)であった。
国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、直近5週間(2023年第34週~2023年第38週)ではAH3亜型が65件(70%)、AH1pdm09が26件(28%)、B型2例(2%)の順であった。
▼関連リンク
・国立感染症研究所 インフルエンザ流行レベルマップ