医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > プレミアム > 【製薬協調査】国内新薬開発数が1割減少-「ドラッグロス」顕在化か

【製薬協調査】国内新薬開発数が1割減少-「ドラッグロス」顕在化か

読了時間:約 2分9秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2023年09月13日 AM10:15

3月末時点における日本での医薬品開発プロジェクト数が976プロジェクトと、昨年に比べ約1割減少している実態が日本製薬工業協会薬事委員会が実施した調査結果で明らかになった。2011年の調査開始以降、開発プロジェクト数は漸増していたが、減少に転じた格好だ。一方、日本での小児開発方針については、半数強となる57%の企業が検討しておらず、そのうち4割は「戦略的に開発予定がない」ことが判明した。

調査は、製薬協薬事委員会に加盟する内資45社、外資19社の計64社を対象に4~5月にかけて開発プロジェクトの現況を聞いたもの。3月末時点で治験計画届出から申請中の段階にある開発中のプロジェクト数は976プロジェクトで、内訳は内資が294件、外資が682件となった。漸増傾向にあった開発プロジェクト数は約1割減少した。

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 プレミアム 行政・経営

  • 【東海大グループ】日常診療に漢方処方87%‐医師半数「証」考慮せず
  • 【文科省審議会】加計学園は定員割れ改善を-千葉科学大薬の現状指摘
  • 【NPhA調査】「在宅24回以上」が壁に-地域支援加算の施設基準
  • 【厚労省】ドラッグロスの78品目公表-開発困難事情など連絡を
  • 【厚労省】条件付承認「積極検討を」-通知一部改正で活用促す