厚生労働省の吉田易範大臣官房審議官(医薬担当)は28日、就任後初めて専門紙と会見し、前職の医薬・生活衛生局医薬品審査管理課長でコロナ治療薬・ワクチンの審査に関わった経験を踏まえ、「医薬品の社会的重要性を再認識した3年半だった。安全・有効な医薬品をより早く上市することに加え、市販後の安全対策、監視指導、適正使用に向けて医薬関係者と努力していきたい」と抱負を述べた。
吉田氏は、「創薬力の強化・安定供給の確保等のための薬事規制のあり方に関する検討会」において、ドラッグラグ/ロスの課題解決に向け、法的対応が必要な場合、医薬品医療機器等法改正で対応する可能性があることを指摘した。